東芝事件集団訴訟第二次提訴をおこないました。

平成28年3月28日,東芝事件株主弁護団は,東京,大阪,福岡,高松の4つの地方裁判所において,全国的には第二次提訴をおこないました。高松地裁としては第一次になります。 続きを読む 東芝事件集団訴訟第二次提訴をおこないました。

東芝 証券取引等監視委員会が前社長らを任意で事情聴取とのニュース解説

東芝の粉飾決算事件について、証券取引等監視委員会が、旧経営陣のうち、前社長らに、任意での事情聴取をおこなっている、という報道がありました。

現在は任意の事情聴取ということになっていますが、嫌疑が十分に固まった場合には、

証券取引等監視委員会が検察庁に告発し、検察庁が旧経営陣を逮捕する可能性があります。

本件については、2015年の秋ころから、刑事事件に発展する可能性を指摘する声があったのですが、なかなか、刑事事件化していませんでした。

おそらく、ですが、(私の想像なのですが、)

原子力発電所の減損の問題は、国家としても重要な問題であると認識していたので、

原子力発電所の減損を、東芝におこなわせてから、強制捜査に踏み切るのではないか、と考えています。

強制捜査を先におこなってしまうと、そのときの混乱で、東芝が原子力発電所の減損を今期の決算に計上できなくなる可能性があるため、現存してから、という配慮をしているのではないか、と思うところです。

さすがに、原発の減損の問題を、来期の会計年度に持ち込むことは絶対的に許されないので、是が非でも、今期の決算に反映させるべきだ、という、証券取引等監視委員会の意思を感じるところです。

思えば、証券取引等監視委員会が、課徴金の判断をおこなったのも、東芝が原子力発電所の減損を適時開示義務に違反していました、ということを認めて謝罪するのを、待っていいたように思います。

それだけ、減損の問題が大きいのだ、ということでしょう。

弁護団も、東芝が、減損の問題を、どように扱うのかについて、注目しているところです。

東芝集団訴訟事件 福岡第一次訴訟の第一回口頭弁論期日

平成28年3月18日 午後1時10分から、福岡第一次訴訟の第一回口頭弁論期日がありました。

東芝側は、本件訴訟を東京地方裁判所に移送することを申し立てました。

弁護団は、これに対して、福岡で訴訟を続行するように意見を述べました。

東芝側が移送を申し立てた主な理由は、東京から福岡まで出廷するのが大変だから、というものです。

しかしながら、弁護団としては、福岡県に在住している事が多い原告にとっては、地元である福岡地方裁判所で裁判をすることができるメリットが大きいと考えるので、移送には反対するという意見を提出しました。

移送についての裁判所の判断は4月上旬にされる見込みです。

東芝メディカルの売却について

東芝の子会社である東芝メディカルを,キヤノンに売却するという報道がされています。

 

キヤノンと富士フィルムが,売却先の選考の最後まで残ったのは順当なところでしょう。

 

そして,キヤノンが東芝メディカルの売却について独占交渉権を取得した,ということです。

 

この点,それでよかったのか?という問題は,少しあります。 続きを読む 東芝メディカルの売却について

東京第一次訴訟の第一回口頭弁論期日

平成28年3月4日 午前11時から、東芝集団訴訟事件の、第一回口頭弁論期日がありました。

今回は、東芝、および、旧経営陣側の弁護士は合計で約20名参加していました。

東京だけに、総出で来たようです。

この法廷では、次回までに、原告側が、訴状の主張の追加をおこなうことになりました。

次回の期日は、平成28年5月10日 午前11時になりました。

毎日新聞出版「東芝 不正会計 底なしの闇」

東芝の一連の粉飾決算事件は,多くの情報が入り乱れていて,最初から注目していないと,混乱するおそれがあります。

この点,毎日新聞出版から平成28年1月30日に発売された,

東芝 不正会計 底なしの闇 著者 今沢真

は,事実関係が端的にまとまっており,読みやすくわかりやすい文体ですので,東芝粉飾決算事件の全体像を把握するためには,とてもよい書籍だと思います。

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今回,進行している東芝に対する集団訴訟でも,裁判所に,事実関係の流れを知っていただくために,証拠書類として一冊まるごと提出することも検討しています。

著書でも触れられているとおり,東芝は,ウェスティングハウスの減損の問題をどのように処理するのかという困難な問題に直面しています。

万が一,不正な処理をするようなことがあれば,2015年の有価証券報告書の虚偽記載問題となり,連続して二度目の粉飾決算事件という,人類史上,まったく例のない領域に踏み込むことになります。

細心の注意をもって,決算処理をおこなっていただきたいと思うところです。

東芝の代理人の弁護士について

大阪第一訴訟について、東芝からの答弁書が弁護団に提出されました。

そのため、東芝が今回の訴訟を、どこの法律事務所に依頼していかのかが、ようやくわかりました。

森・濱田松本法律事務所です。 続きを読む 東芝の代理人の弁護士について

大阪第一次訴訟の第一回口頭弁論期日

平成28年2月19日 午前10時から、東芝集団訴訟事件の、大阪第一次訴訟の、第一回口頭弁論期日がありました。

口頭弁論の様子は、NHKでも放送されました。

東芝側は、争う姿勢をみせています。

当弁護団としては、東芝に対しては、過去の過ちを真剣に見つめて、誠実に対応することをのぞんでいます。

次回の期日は、平成28年4月28日午後1時15分からです。

 

 

弁護団の活動履歴

東芝事件株主弁護団の活動履歴を一覧表にまとめています。

2015年 7月23日 東芝事件株主弁護団が結成されました。

2015年 9月 5日 第一回の被害者説明会を梅田で開催しました。毎日放送ニュース番組などで報道されました。

2015年10月 3日 東京での初めての被害者説明会を開き,TBSなどで報道されました。

2015年10月17日 東京・関東を担当する,よつば総合法律事務所が弁護団に参加しました。

2015年11月10日 九州を担当する,田中ひろし法律事務所が弁護団に参加しました。

2015年12月 7日 東京地方裁判所に東京第一次訴訟を提起しました。原告50名。請求総額約3億円。

2015年12月14日 大阪地方裁判所に大阪第一次訴訟を提起しました。原告45名。請求総額約1億7千万円。

2015年12月21日 福岡地方裁判所に九州第一次訴訟を提起しました。原告6名。請求総額約3千万円。

2016年 2月19日 大阪第一次訴訟の第一回口頭弁論期日(予定)。

2016年 3月 4日 東京第一次訴訟の第一回口頭弁論期日(予定)。

2016年 3月18日 福岡第一次訴訟の第一回口頭弁論期日(予定)。

「鴻海がシャープ買収へ…6000億円超拠出 最終調整」ニュース解説

台湾のメーカーである鴻海(ホンファイ)が、シャープを6000億円から7000億円で買収する交渉が、最終局面となっている、というニュースが報道されています。

この鴻海(ホンファイ)というメーカーは、台湾のメーカーですが、工場の多くは中国本土にあります。

頭は台湾、体は中国本土、という会社です。

鴻海(ホンファイ)は、まるで軍隊みたいな会社であって、工場労働者にとっては、けっこうキツイ労働環境です。

何回も、労働者が労働環境に耐えかねて自殺したりしています。

もっとも、その一方で、どれだけ厳しい労働環境であっても、中国の農村部の労働環境と比較すれば、現金収入があり、希望があるだけ、まだマシだ、と主張する人もいます。

「その証拠に、中国農村部から鴻海(ホンファイ)への就職希望者は、非常に多いではないか」というのが、その論拠のようです。 続きを読む 「鴻海がシャープ買収へ…6000億円超拠出 最終調整」ニュース解説