日別アーカイブ: 2016年9月15日

「東芝,内部管理体制確認書を東証,名証に提出」とのニュースについて

東芝が,内部管理体制確認書を東京証券取引所などに提出した,という報道がされています。

もともと,東芝は,2015年9月に,不正会計問題により,証券取引所から「特設注意市場銘柄」に指定されていました。

これは,1年間を観察期間として,その観察期間に,内部体制をきちんと建て直せば,上場を維持し,建て直しができなければ上場を廃止する,という手続でした。

特設注意市場銘柄に指定されている間は,言ってみれば「謹慎期間」のようなものです。

特設注意市場銘柄に指定されていると,株式の公募増資などはできませんので,資金繰りが厳しくなってしまいます。

そのため,東芝は,金融機関から,運転資金などのために巨額の借入れをおこなっていました。

しかし,金利負担も厳しいです。

東芝としては,なるべく早く,公募増資をおこなって,金利負担を軽減させたいはずです。

ですので,特設注意市場銘柄の指定の返上は,東芝にとって悲願といえるでしょう。

ただ,もし,東芝が,公募増資をおこないたいと思うのであれば,まずは,株主の信頼を取り戻すために,不正会計によって迷惑をかけた株主の方々に,損害を十分に賠償してからであろう,と思うところです。