東芝事件集団訴訟第二次提訴をおこないました。

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吉田 泰郎

高松の弁護士吉田泰郎です。東芝事件株主弁護団では、事務局長 兼 広報担当をおこなっています。 吉田の詳しい自己紹介ページはこちら

平成28年3月28日,東芝事件株主弁護団は,東京,大阪,福岡,高松の4つの地方裁判所において,全国的には第二次提訴をおこないました。高松地裁としては第一次になります。

全国合計では,
原告数
286名
請求金額
8億9263万9692円
となります。

各地方裁判所単位での内訳は,以下のとおりです。

東京第二次訴訟
東京地裁
原告数
147名
請求金額
3億4947万4380円

大阪第二次訴訟
大阪地裁
原告数
104名
請求金額
4億2037万5634円

福岡第二次訴訟
福岡地裁
原告数
10名
請求金額
3725万5224円

中国四国第一次訴訟
高松地裁
原告数
25名
請求金額
8556万4454円

第一次提訴のときから,繰り返し主張していることですが,今回の裁判には,3つの意味があります。

① 史上最大の消費者被害、投資家被害の救済という意味です。
推定被害者は30数万人。被害総額は考え方により、6千億円から2千億円。
② 投資家の日本の証券市場に対する信頼回復という意味であす。
違法行為による被害が現実に回復できなければ金融商品取引法の存在意味がありません。
③ 粉飾決算の「小出し」公表を許さない最高裁判所判例をつくる意味です。
「小出し」にすることで粉飾決算による賠償額が軽減されることになれば,「犯罪が割に合う」社会になってしまいます。

このような,重要な意味のある,東芝集団訴訟を,みなさん,応援してください。
今後の流れについて
今回おこした訴訟については,裁判所で訴状の審査手続がされたあと,各被告に対して,訴状が送付されます。それから,裁判所で日時を調整して,第一回の口頭弁論期日が決められます。
第二次訴訟について,第一回の口頭弁論が開かれるのは,5月から6月ころと予想されます。
その先,最終的に最高裁判所にまで行き着くのは5年ほど先の話になりますが,じっくりと取り組んでいきたいと思います。