日別アーカイブ: 2016年3月21日

東芝 証券取引等監視委員会が前社長らを任意で事情聴取とのニュース解説

東芝の粉飾決算事件について、証券取引等監視委員会が、旧経営陣のうち、前社長らに、任意での事情聴取をおこなっている、という報道がありました。

現在は任意の事情聴取ということになっていますが、嫌疑が十分に固まった場合には、

証券取引等監視委員会が検察庁に告発し、検察庁が旧経営陣を逮捕する可能性があります。

本件については、2015年の秋ころから、刑事事件に発展する可能性を指摘する声があったのですが、なかなか、刑事事件化していませんでした。

おそらく、ですが、(私の想像なのですが、)

原子力発電所の減損の問題は、国家としても重要な問題であると認識していたので、

原子力発電所の減損を、東芝におこなわせてから、強制捜査に踏み切るのではないか、と考えています。

強制捜査を先におこなってしまうと、そのときの混乱で、東芝が原子力発電所の減損を今期の決算に計上できなくなる可能性があるため、現存してから、という配慮をしているのではないか、と思うところです。

さすがに、原発の減損の問題を、来期の会計年度に持ち込むことは絶対的に許されないので、是が非でも、今期の決算に反映させるべきだ、という、証券取引等監視委員会の意思を感じるところです。

思えば、証券取引等監視委員会が、課徴金の判断をおこなったのも、東芝が原子力発電所の減損を適時開示義務に違反していました、ということを認めて謝罪するのを、待っていいたように思います。

それだけ、減損の問題が大きいのだ、ということでしょう。

弁護団も、東芝が、減損の問題を、どように扱うのかについて、注目しているところです。

東芝集団訴訟事件 福岡第一次訴訟の第一回口頭弁論期日

平成28年3月18日 午後1時10分から、福岡第一次訴訟の第一回口頭弁論期日がありました。

東芝側は、本件訴訟を東京地方裁判所に移送することを申し立てました。

弁護団は、これに対して、福岡で訴訟を続行するように意見を述べました。

東芝側が移送を申し立てた主な理由は、東京から福岡まで出廷するのが大変だから、というものです。

しかしながら、弁護団としては、福岡県に在住している事が多い原告にとっては、地元である福岡地方裁判所で裁判をすることができるメリットが大きいと考えるので、移送には反対するという意見を提出しました。

移送についての裁判所の判断は4月上旬にされる見込みです。